【初心者必見】沖縄本島の山40座から厳選!現地民が本当におすすめしたい山登りスポット5選

沖縄で登山をしたいけれど、初心者でも安心して登れる山ってあるんだろうか?

遭難や怪我など危険な目にあってしまわないか。どんな格好で行けばいいのか。頂上までたどり着けるんだろうか。私も初めて山に登る時は、このような不安や疑問がありました。

ですが、沖縄は標高が低い山が多く、危険を防ぐ服装や持ち物を備えることで、初心者でも登山を楽しむことができます!

海がお目当てで沖縄に来る方は多いはず。しかし、蒸し暑い日が多い沖縄だからこそ、山の空気はとても心地よくて癒されます♪

数年前私が初めて山登りをした時は、初心者の自分が頂上まで辿り着けて、しかも楽しくて綺麗でこんなに癒される場所があるなんて!という感じで驚きでした。
山登りは良い運動にもなるし、空気や景色にも癒され息抜きになるので、平日のお仕事もがんばれます!

この記事では、沖縄本島内の山40座の中から厳選した、初心者におすすめの山登りスポット5選を紹介します。それぞれ特徴のある山々なので、お気に入りの山を見つけるきっかけになればいいなと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。

沖縄本島内の山40座

はじめに、沖縄本島内にある山を一覧にしております。
私が調べる限りでは、沖縄本島内だけでも40もの山々があることがわかりました。

もしかすると、私が見つけられていない山々があるかもしれませんが。。。
それにしても沖縄本島内にこんなにたくさんの山があったんだ!と私自身調査しながら驚きました。
こんなにもたくさんの山があると、沖縄での山登りは飽きないだろうなぁと思います。

それでは40座、位置する市町村とともにご紹介します。

  1. 尾西岳(国頭村)
  2. 西銘岳(国頭村)
  3. 伊部岳(国頭村)
  4. 照首山(国頭村)
  5. タカシジ山(国頭村)
  6. フエンチヂ岳(国頭村)
  7. 与那覇岳(国頭村)
  8. 伊湯岳(国頭村・東村)
  9. 赤又山(大宜味村)
  10. 玉辻山(大宜味村)
  11. ネクマチヂ岳(大宜味村)
  12. ボウジムイ【坊主森】(大宜味村)
  13. くがに岳(大宜味村)
  14. 塩谷富士(大宜味村)
  15. 津波山(大宜味村・東村)
  16. 宇橋山(名護市)
  17. 一ツ岳(名護市)
  18. 多野岳(名護市)
  19. 名護岳(名護市)
  20. 乙羽岳(今帰仁村)
  21. ミラムイ【本部富士】(本部町)
  22. 古巣岳(名護市)
  23. 安和岳(名護市)
  24. 三角山(名護市)
  25. 嘉津宇岳(名護市)
  26. 八重岳(本部町)
  27. 辺野古岳(名護市)
  28. 久志岳(名護市)
  29. 石岳(名護市)
  30. 熱田岳(恩納村)
  31. 恩納岳(恩納村)
  32. 石川岳(うるま市・恩納村・金武町)
  33. 妙山(うるま市)
  34. 火焚山(うるま市)
  35. 弁ヶ嶽(那覇市)
  36. 城岳(那覇市)
  37. 高津嘉山(南風原町)
  38. 須久名山(南城市)
  39. 八重瀬岳(八重瀬町)
  40. 与座岳(糸満市)

山登り初心者も楽しめる沖縄本島の山5選

1.嘉津宇岳:頂上の崖にぶら下がれる?!面白い山

嘉津宇岳(かつうだけ)は、沖縄本島北部の名護市にある標高452mの山です。

嘉津宇岳の面白いところは、崖にぶら下がっている様な写真が撮れるスポットが山頂にあることです。SNSで、そんなハラハラするような写真をよく見かけていたので、とても楽しそう!行きたい!と思い、私が初めて登った山が嘉津宇岳です。

山登りの醍醐味である山頂からの景色は綺麗で、名護市の街並みや古宇利島、周囲の美しい海が一望できます

嘉津宇岳の登山道には、木に結ばれた赤いリボンがあるのでそれを目印に登山道から外れないように登っていきます。ルートは複雑ではないですが、登頂直前はゴツゴツとした岩を登る感じで少し険しくなっています。
それもまた山登りのワクワクと、山頂に到着した時の達成感につながるので、おすすめポイントです。

また、緑に囲まれた登山道なので、歩きながら森林浴ができてとても癒されます。

山登りに慣れてきたら、周辺の三角山、古巣岳、安和岳なども合わせて縦走するのも楽しいでしょう。初心者から経験者まで楽しめる山です!

標高452m
所在地名護市勝山889
スタート地点嘉津宇岳登山口駐車場         
駐車場あり(無料)
総距離約1.3km
所要時間約1~1.5時間
参考名護市観光協会
●嘉津宇岳

2.石川岳:ターザン体験のできるワクワクする山

石川岳(いしかわだけ)は、沖縄本島中部の恩納村とうるま市、金武町にまたがる標高204mの山です。

登山をする際は石川青少年の家に車を停めて受付をしましょう。その時に注意点やコースの説明をしてもらえるので安心です。
また、登山道には看板などもあり道がわかりやすくなっています。

石川岳の登山コースはABCの3つあり、レベルに合わせてコースを選ぶことができます。序盤からロープを使って登るなど傾斜のあるルートで、途中でABCの分岐点があります。

初心者向けのAコースは、分岐点からは傾斜もなく、ゆったり頂上を目指すことができるので、初心者はAコースから始めてみると良いでしょう。
中級者向けのBコースには、原始の森と呼ばれる森があり亜熱帯の植物達の姿を堪能できます。また、ターザンロープで遊ぶこともできるので、自分の中の野生の自分がワクワクします♪
上級者向けのCコースは、距離が約3kmとABに比べ長いルートとなっています。渓流を見たり浅い川沿いを歩くので、せせらぎを聞きながら、目から耳から全身で自然を味わえること間違いなしです!

標高204m
所在地うるま市・恩納村・金武町
スタート地点石川青少年の家(沖縄県うるま市石川3491-2)
駐車場あり(無料)
総距離約1~3km
所要時間約1~5時間
参考沖縄県立石川青少年の家
●石川岳

3.坊主森:昔の人の生活の歴史も学べる興味深い山

坊主森(ボウジムイ)は、沖縄本島北部の大宜味村にある標高309mの山で、その名の通り、坊主のように丸い山です。
坊主森含め、周辺の山々は50年ほど前に山畑に利用され、琉球王府時代から築かれてきた猪垣(ヤマシシガキ)が巡っています。
猪垣は山と農耕地との境界に築かれ畑地への猪の侵入を防ぐ役割があるとのことです。

自然に触れつつ、生活の歴史を学ぶことができ、とても興味深い山ですね。

猪垣の内と外を出入りするところがイギミハキンゾーで、そこに車を停めて登山スタートです。
登山道は看板があってわかりやすく、階段が作られていて歩きやすい道になっています。

たくさんの動植物に出会うことができ、特に1月には椿の見頃を迎えるため、おすすめです。
天然記念物のリュウキュウヤマガメなども生息しています。

周辺の塩谷富士、クガニ岳、ネクマヂチ岳も含めて、自然と歴史が融合した素晴らしいスポットです。
登山に慣れてきたら、縦走するのも良いでしょう!

標高309m
所在地大宜味村
スタート地点イギミハキンゾー             
駐車場あり(無料)
総距離約1.5km
所要時間約2時間
参考大宜味村役場
●坊主森

4.名護岳:桜が咲く1月下旬から2月上旬がおすすめ

名護岳(なごだけ)は、沖縄本島北部の名護市にそびえる標高345.2mの山です。

名護岳周辺は、1月下旬から2月上旬には寒緋桜が咲き誇り、多くの人々が桜を見に訪れます。

名護岳の登山コースは整備されており、看板が建てられているので道がわかりやすくなっています。

名護青年の家からスタート!ABCのハイキングコースと沢コース、登山コース、南展望台コースがあるので、レベルに合わせてコースを組み合わせて登ることができます。

沢コースは橋を渡ったり、せせらぎを聞きながら歩いたり、とても癒されます。
その後、頂上まで続く登山コースは傾斜が急ですが、ロープがはられているので掴みながら登っていくことができます。

歩く距離が長く、紹介している中では難易度が高い山になりますが、その分登頂した時の達成感を得られます。
頂上では、ほぼ360度パノラマの絶景で名護湾や古宇利島を見渡すことが出来ます

名護青年の家からスタートでの登頂が難しければ、登山道入口(登山コースの入口)まで車で登り、そこから歩いて登ると片道約10分で頂上に到着できます。
短時間で頂上まで行きたい方、体力的に不安な方はそのルートで頂上に行くのもいいかもしれません。

登山の後は、さくら名所100選にも選ばれている名護中央公園に寄り道して、鮮やかなピンクの桜を堪能したいですね!(季節限定)
名護岳は、桜の咲く季節にとてもおすすめです。

標高345.2m
所在地名護市
スタート地点名護青少年の家(名護市名護5511)   
駐車場あり(無料)
総距離約4.5km
所要時間約2~3時間
参考沖縄県立名護青少年の家
●名護岳

5.与那覇岳:ヤンバルクイナに会えるかも?!珍しい生き物探しの山

与那覇岳(よなはだけ)は、標高503mの自然豊かな山で沖縄本島の最高峰です。
沖縄本島北部の国頭村に位置しており、世界自然遺産の登録地に含まれています。

山頂部は天然保護区域に指定されていて、ノグチゲラやヤンバルクイナなどの天然記念物が生息しているので、運が良ければ会えるかも!

登山道は全て自然道ですが、急な傾斜のない、なだらかな道で登りやすくなっています。
しかし、道がわかりにくく遭難情報もあるみたいなので、道標を見落とさないように注意しながら進みましょう。
不安な方はガイドをつけた方がいいかもしれません。

山頂付近の眺望はないため海などの景色は期待できませんが、亜熱帯特有の植物や鳥や昆虫など多彩な生態系を観察しながら登山を楽しむことができます
やんばるの森にしか存在しない希少な固有種も見られるため、動植物好きな人にとてもおすすめです!

標高503m
所在地国頭村
スタート地点与那覇岳登山口
駐車場あり(無料)
総距離約5km
所要時間約2~3時間
参考国頭村森林セラピー協会       
●与那覇岳

ここまでは、沖縄本島内で山登り初心者におすすめの山5選を紹介しました。
(どれも魅力的すぎる~!)
どの山に登りたいか決まったら、次は、いつ登るかですね。

「できるだけ安心して登りたいけど、危険な時期、避けた方がいい時期ってあるんだろうか?」「山に登るなら、綺麗な景色が見れなきゃいやだ!」という思いがある方!ぜひご参照ください↓↓

山登りにおすすめの時期①11月~4月

沖縄での山登りのおすすめの時期は、11月から4月頃です!

5月〜6月中旬あたりまでは梅雨時期、6月〜10月は台風の季節で、特に8月から9月は台風が接近することが多いです。7月〜8月は紫外線がとても強く、気温もかなり高くなります。また、夏は気温が高く、虫が多く発生したり、5月から10月はハブの活動が活発化したりするため、できるだけ避けた方が良さそうです。

上記の理由から、山登り初心者には、11月から4月頃に山登りに行くことを推奨します。この時期は、涼しくて心地よい山の空気を堪能できるでしょう。

頂上から見る青空の綺麗な景色を狙いたい!という方は下記②を推奨します。

山登りにおすすめの時期②6月末~7月(梅雨明け直後)

梅雨明けから10月頃までは、晴れの日が多く、特に梅雨明け後の6月末から7月の梅雨明け直後は、晴れる確率が高くなります。

青空で綺麗な景色を狙うには、6月の梅雨明け直後がおすすめです。この時期は虫刺され対策やハブ対策はしっかりとしましょう!

※台風情報もしっかりチェック!

さあ、山に登る予定をたてたら、服装と持ち物を準備しましょう!

登山の服装ってイメージはなんとなくあるけど、登山専用の服を持っているわけではないし、どうすればいいの?

初心者が山登りを安全に楽しむための服装・持ち物

  • 長袖
  • 長ズボン
  • ジャケット
  • 運動靴または登山靴
  • 軍手
  • トレッキングポールまたは木の枝
  • 水分
  • 帽子
  • 日焼け止め

山登りに行く際には、基本的に長袖長ズボンを揃えましょう。
山の中には、スズメバチやムカデ、ヒル、アフリカマイマイなどの危険生物も生息しています。虫に刺されたり咬まれたりしないように、肌の露出は控えると安心です

(私はムカデに刺されたことがあります(登山中ではないです)が、直後は激痛に襲われ、1ヶ月くらいは耐え難いかゆみが残りました。もう絶対刺されたくない。。。)

また、季節や天候に合わせて、ジャケットなどの暖かい服を持つなどして服装を調整しましょう。

山の中は、足下が不安定なところや滑りやすいところもあるので運動靴又は登山靴を準備し、さらに軍手があれば岩場でも安心して手を使って登ることができるので便利です。

登山道には、蜘蛛の巣が張っている場合もあるので、トレッキングポールを持っていくか又は木の棒を登山口付近で探してスタートすれば、蜘蛛の巣を取り除きながら進めるので便利です。

沖縄は日差しが強く、気温も高いため、水分・帽子・日焼け止めも忘れずに!

まとめ

沖縄といえば透き通る綺麗な海!といったイメージが強いかと思いますが、海だけじゃなく、魅力的な山もたくさんあります!

本記事では、初心者におすすめの山登りスポットを紹介しました。

綺麗な景色を見て心地よい空気を全身で感じて、日々の疲れも癒されることでしょう!
この記事を読んでくれた方もぜひ、自然の中に飛び込んで、楽しい時間を過ごしてください♪

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